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  • 執筆者の写真藤島えり子

2022年振り返り 後半

ありがたいことにたくさんの作品に関わらせていただいて、後半です。

需要あるかは分かりませんが、自身の記録としても記しておきます。



今年夏から初秋にかけて、あいちトリエンナーレ改めあいち国際芸術祭が開催されました。

今までトリエンナーレには連携事業だったりで関わっていましたが、とうとうメイン事業で関わらせていただきました。


まず8月。ジョン・ケージ「ユーロペラ3&4」

オペラと名がついていますが、現代音楽の上演です。

舞台上各所に置かれた時計に合わせて、能楽・声楽・蓄音機・照明・音響がパフォーマンスするという、それだけ聞いてもなんじゃそりゃな上演。

私は蓄音機の操作する5人のうちの一人を担当していました。「●番のレコードを左・右の蓄音機で、どんな強さで(p/mp/mf/f)、00:00~00:00の間流す」という指示書がそれぞれに渡され、ひたすらそれをこなしていく。他の蓄音機以外のパフォーマーの皆さんも同様で、音響照明までそのように指示されておりました。

蓄音機パフォーマーは音楽家・ダンサー・舞台芸術を学ぶ学生さんと色とりどりで、色んなカルチャーが交差していてとても刺激的な公演でした。





9月はオイスターズ「劇玉V」。

珠玉の短編を上演する、オイスターズさんのお祭り的企画。

これまでさんざんお世話になっておりますが、劇玉は初めてでした。

私は「虚飾なく」という、不条理ど真ん中の作品に出演しました。

お金をだまし取ろうとする相手に、どうやったらだまし取れるか聞いちゃうし、教えてくれなかったら逆ギレしちゃう、めちゃくちゃな3人組の主犯格でした。

オイスターズさんは自分の笑いのセンスが試されてる感が強くて、いつもドキドキします。





本当はこのあと、9月に文化の家企画「まちだ商店街悲恋物語」を上演予定だったのですが、私がコロナウィルス感染症に罹患してしまい、中止となりました。

楽しみにして下さっていた皆さん、申し訳ありませんでした。

とても楽しい、コメディになっていたのでなんとか上演したいと思っています。

延期の日程を検討中なので、決定次第、またご案内させて下さい。





そして10月に初めてPR動画に出演しました。

三重県老人福祉施設協会制作 介護の仕事PR動画「介護の仕事をやってみたいんや!」

あんな人やこんな人も出ています。

映像はまだまだ慣れなくってカメラに緊張しまくりでした。

目の前で介護士さんのお話が聞けたのは役得でした。本当にすごいお仕事。





10月はあいち国際芸術祭ラストの作品に出演でした。

百瀬文「クローラー」。

脳性麻痺の女性の声に耳を傾ける作品。

私自身、何となくタブー視していた女性の性、障がい者の性を知り、考える機会となりました。

鑑賞者と1対1のパフォーマンスはお互いに緊張感たっぷりで、寄り添えることもあれば相容れぬこともあって、ひとりひとりとの出会いが毎回楽しみでした。





10月には小学校へのアウトリーチにも行かせていただきました。

写真がない!!!

演奏家3名とのパフォーマンスで、今年は「ベートーヴェンについて知ってもらうコンサート」でした。私はMCを務めました。

去年も同じ小学校に行かせてもらっていたのですが、去年の演目が2023年、リクリエイションして上演されることになりました。春先です。乞う御期待!





そしてラストは名古屋芸術大学の舞台芸術領域の学生さんへのレクチャ上演でした。

学生さんたちが製作した舞台美術のなかで、学生さんプランの照明音響で上演し、舞台美術家さんの講評を受ける、という美大出身の私としてもドキドキする上演でした。

先生からのnote、講評を受けて試行錯誤する様子はとても懐かしく、かわいくも見えました。歳取った…





 


2022年の藤島はこんな感じでした。

何か今年はいつにも増して盛りだくさんで、ありがとうございます。

たくさんの経験をさせていただきました。

劇場に足を運んでくださる皆様も本当にありがとうございます。

こんな役者なので、時には好みでない作品もあると思います。

それでも私を通して”新たな出会い”をお届けできていたら良いなあと思っています。


また来年も面白い企画に参加させていただく予定があります。

楽しみにして頂けると幸いです。

こんな私ですが2023年もよろしくおねがいいたします!







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